春を待ち 2008.1.28.

JDの手術を学校の春休みか夏休みで計画したいとおっしゃる患者様とそのご家族の方々と手術までの予定を立てていました。
お母様にしてみたら、乳児期、離乳食時期、また幼少期の食事の与え方を反省なさって、顎変形症(JD)となったお子様に申し訳ない気持ちでいっぱいですとおっしゃっていらしゃいました。もちろんそれが原因とはいいきれません。親として子供の将来を考え、いろんな病院をまわってここまでいらっしゃったのです。担当医より病状説明をして、治療計画を立てました。これからはじめる治療に不安もあるでしょう。治療に選択肢がある時は、話して、話し合って、ゴールを決めて進めます。私たちは、最初の話し合いに時間をかけます。患者様の主訴をきちんとお聴きしたいからです。ゴールが定まってから進みだすのと、途中で決めるのでは、ゴールまでの道のりが違ってきます。時間はかかっても、二度、ゴールを考える機会をつくることを話し合いで決めてから進める治療もあります。外科的浸襲を少なくしたいという強い希望があるときなどは、特に患者様のご希望をお聴きして慎重に進みます。
春は、いろんなことが始まる時期です。草花も咲き、進学、進級、就職、あらたな自分に挑戦することも多い時期です。希望に満ちています。心を大切に進みましょう。
最近、私は人と話していてこう思いました。自分を大切にできる人は、他人も大切にできるのだと。自分のことのように周りの人を思いやれる繊細なことはいいことなのです。気がつくのですから、感じ取れるのですから、思いやれるのですから。自己中という言葉がよく言われますが、よくみるとそうではないような場合もあります。たしかに我先にだけの俺様、私様では、大人として美しくありませんが、自分を大切に思えるのですから、大切な自分を大切なあなた様と置き換えたらいいこと、その気持ちをもって周りをみれば他人の気持ちも思いやれるのす。小さな心の変化を見落とさず、人生を丁寧に進んでいく人は、素敵です。
春を待ち、治療を進める皆さん!
自分で消せる不安材料は、持って入院しないでいいようにしましょう!!
今、貴方にできる事をきちんとやってきてくださいね。
(学生諸君は単位をとってからすっきりと時間をつくってきてください。仕事をしている方々は、自分の休職中に皆さんが困らないように計画的に身辺整理と引継ぎ、ご挨拶をしてきてください。)
そうすることで入院中は、病気を治すことだけに集中できますからね。
それでは、またここで







迎春
